第1回 (1964) | 伊藤幹治 | 『稲作儀礼の類型的研究――日琉基層文化の構造』 國學院大學日本文化研究所 1963(S38) | 著書 |
第2回 (1965) | 中根千技 | 「家族とカースト」 福武直 大内力 中根千枝 共著『インド村落の社会経済構造』 アジア経済研究所調査研究報告双書51)所収 1964(S39) | 論文 |
「日本的社会構造の発見」(中央公論1964-5月)所収 1964(S39) | 論文 他 | ||
第3回 (1967) | 山田隆治 | 「ムンダ族の農耕文化」 | 博士論文 |
第4回 (1968) | 杉山晃一 | 「稲作儀礼の対比研究の試み――中部インドと日本」 (東北大学日本文化研究所研究報告3)所収 1967(S42) | 論文 |
第5回 (1969) | 日野舜也 | 「東アフリカ都市の近隣集団」(民族学研究33-2)所収 1968(S43) | 論文 |
可児弘明 | 『香港艇家的研究』(香港中文大学 東南亜研究専刊之五)1967(S42) | 著書 | |
第6回 (1970) | 原 忠彦 | 「東パキスタン・チッタゴン地区・モスレム村落研究」の三論文 (東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究1〜3) 所収 1968〜70(S43〜45) | 論文 |
第7回 (1972) | 石毛直道 | 『住居空間の人類学』鹿島出版 1971(S46) | 著書 |
宮良高弘 | 『波照間島民俗誌』木耳杜 1972(S47) | 著書 | |
第8回 (1975) | 川田順造 | 「無文字社会の歴史一西アフリカ・モシ族の事例を中心に――(一)〜(七)」 (思想no.563, 565, 567, 569, 595, 601, 605)所収 岩波書店 1971〜74(S46〜49) | 論文 |
末成道男 | 「台湾パイワン族の〈家族〉――M村における長子への贈与慣行Pasadaを中心として」 (東京大学東洋文化研究所紀要59)所収 1973(S48) | 論文 | |
第9回 (1978) | 伊藤亜人 | 「契システムにみられるchi'in hai-saiの分析――韓国全羅南道 における村落構造の一考察」(民族学研究41-4)所収 1977(S52) | 論文 |
田辺繁治 | 「ノンパーマンの灌漑体系――ラーンナータイ稲作農民の民族誌的研究(1)」 (国立民族学博物館研究報告1−4〜)所収 1976(S51)〜 | 論文 | |
宮本 勝 | 「ハヌマー・マンギヤン社会の構成について」 (国立民族学博物館研究報告2−1)所収 1977(S52) | 論文 | |
第10回 (1979) | 小松和彦 | 『神々の精神史』伝統と現代社 1978(S53) | 著書 |
第11回 (1980) | 福井勝義 | 「Cattle Colour Symbolism and Inter-Tribal Homicide among the Bodi (Senri Ethnological Studies 3)所収 1979(S54) | 論文 |
第12回 (1981) | 石井 溥 | 『ネワール村落の社会構造とその変化――カースト社会の変容』 (東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化双書4) 1980(S55) | 著書 |
第13回(1982) | 内堀基光 | 「神霊化する死者――サワラク・イバン族の死生観の一側面」 (東京大学東洋文化研究所紀要85)1981(S56) | 論文 |
第14回 (1983) | 関本照夫 | 「サウイト事件の文化論的考察」 (鈴木中正編『千年王国的民衆運動の研究』東京大学出版会)1982(S53) | 論文 |
第15回 (1984) | 松井 健 | 『自然認識の人類学』どうぶつ社 1983(S53) | 著書 |
第16回 (1985) | 安渓遊地 | 「Fish as"primitive Money": Barter Markets of the Songola」 (Senri Ethnological Studies, no.15)所収 1984(S59) | 論文 |
須藤健一 | 「サンゴ礁の島における土地保有と資源利用の体系―― ミクロネシア・サタワル島の事例分析」(国立民族学博物館研究報告9−2)所収 1984(S59) | 論文 | |
第17回 (1986) | 嶋田義仁 | カメルーンの「レイ・プーバ王国における国家形成と権力の構造」をめぐる四論文 (東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究28, Senri Ethnological Studies, no.15, 民族学研究50-3, 文化人類学1)所収 1984〜85(S56〜60) | 論文 |
第18回 (1987) | 該当者なし | ||
第19回(1988) | 福島真人 | 「閉ざされた言語――サミン運動とその言語哲学」 (東南アジア研究24-4)所収 1987(S62) | 論文 |
「内なる王国を求めて――ジャワ農民運動(サミン運動)に於ける権力否定とその帰結」 (東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究33)所収 1987(S62) | 論文 | ||
第20回 (1989) | 山下晋司 | 『儀礼の政治学』弘文堂 1988(S63) | 著書 |
第21回 (1990) | 大塚和夫 | 『異文化としてのイスラーム――社会人類学的視点から』 同文館 1989(Hl) | 著書 |
第22回 (1991) | 清水 展 | 『出来事の民族誌――フイリッピン・ネグリート社会の変化と持続』 九州大学出版会 1990(H2) | 著書 |
第23回 (1993) | 杉島敬志 | 「リオ族における農耕儀礼の記述と解釈」 (国立民族学博物解析究報告15巻3号)所収 1991(H3) | 論文 |
聶莉莉 | 『劉堡――中国東北地方の宗族とその変容』 東京大学出版会 1992(H4) | 著書 | |
第24回 (1995) | 瀬川昌久 | 『客家――華南漢族のエスニシティーとその境界』 風響社 1993(H5) | 著書 |
竹沢泰子 | 『日系アメリカ人のエスニシティ――強制収容と補償運動による変遷』 東京大学出版会1994(H6) | 著書 | |
第25回 (1997) | 森山 工 | 『墓を生きる人々――マダガスカル、シハナカにおける社会的実践』 東京大学出版会1996(H8) | 著書 |
佐々木史郎 | 『北方から釆た交易民――絹と毛皮とサンタン人』NHKブックス1996(H8) | 著書 | |
第26回(1999) | 西川麦子 | 『ある近代産婆の物語――能登・竹島みいの語りより』桂書房1997(H9) | 著書 |
第27回(2001) | 床呂郁哉 | 『越境――スールー海域世界から』岩波書店1999(H11) | 著書 |
第28回(2002) | 佐々木重洋 | 『仮面パフォーマンスの人類学――アフリカ、豹の森の仮面文化と近代』世界思想社2000(H12) | 著書 |
第29回(2003) | 真島一郎 | 「歴史主体の構築技術と人類学――ヴィシー政権期・仏領西アフリカにおける原住民首長の自殺事件から」(民族學研究第64巻4号)所収 2000(H12) | 論文 |
第30回(2004) | 名和克郎 | 『ネパール、ビャンスおよび周辺地域における儀礼と社会範疇に関する民族誌的研究――もう一つの「近代」の布置』三元社 2002(H14) | 著書 |
第31回(2005) | シンジルト | 『民族の語りの文法――中国青海省モンゴル族の日常・紛争・教育』風響社 2003(H15) | 著書 |
第32回(2006) | 中谷文美 | 『「女の仕事」のエスノグラフィ――バリ島の布・儀礼・ジェンダー』世界思想社 2003(H15) | 著書 |
第33回(2007) | 桑原牧子 | Tattoo: An Anthropology, Berg, 2005(H17) | 著書 |
第34回(2008) | 花渕馨也 | 『精霊の子供―コモロ諸島における憑依の民族誌』春風社2005(H17) | 著書 |
第35回(2008) | 石井美保 | 『精霊たちのフロンティア――ガーナ南部の開拓移民社会における<超常現象>の民族誌』世界思想社 2007(H19) | 著書 |
第36回(2009) | 板垣竜太 | 『朝鮮近代の歴史民族誌:慶北尚州の植民地経験』明石書店 2008(H20) | 著書 |
第37回(2010) | 松村圭一郎 | 『所有と分配の人類学―エチオピア農村社会の土地と富をめぐる力学』世界思想社 2008(H20) | 著書 |
第38回 (2011) | 丸山 淳子 | 『変化を生きぬくブッシュマン ― 開発政策と先住民運動のはざまで』世界思想社 2010(H22) | 著書 |
北村 毅 | 『死者たちの戦後誌 ― 沖縄戦跡をめぐる人びとの記憶』御茶の水書房 2009(H21) | 著書 | |
第39回(2012) | 山口 裕子 | 『歴史語りの人類学 ― 複数の過去を生きるインドネシア東部の小地域社会』世界思想社 2011(H23) | 著書 |
第40回(2013) | 佐川 徹 | 『暴力と歓待の民族誌 ― 東アフリカ牧畜社会の戦争と平和』昭和堂 2011(H23) | 著書 |
第41回(2014) | 森田 敦郎 | 『野生のエンジニアリング ― タイ中小工業における人とモノの人類学』世界思想社 2012(H24) | 著書 |
第42回(2015) | 箕曲 在弘 | 『フェアトレードの人類学―ラオス南部ボーラヴェーン高原におけるコーヒー栽培農村の生活と協同組合』(めこん、2014年12月) | 著書 |
第43回(2016) | 嶺崎 寛子 | 『イスラーム復興とジェンダー―現代エジプト社会を生きる女性たち』(昭和堂、2015年2月) | 著書 |
第44回(2017) | 中川加奈子 | 『ネパールでカーストを生きぬく―供儀と肉売りを担う人びとの民族誌』(世界思想社、2016年) | 著書 |
第45回 (2018) | 里見 龍樹 | 『「海に住まうこと」の民族誌−ソロモン諸島マライタ島北部における社会的動態と自然環境』(風響社、2017年) | 著書 |
中村 沙絵 | 『響応する身体 ― スリランカの老人施設ヴァディヒティ・ニヴァーサの民族誌』(ナカニシヤ出版、2017年) | 著書 | |
第46回(2019) | 橋本 栄莉 | 『エ・クウォス―南スーダン・ヌエル社会における予言と受難の民族誌』(九州大学出版会、2018年) | 著書 |
第47回(2020) | 中空 萌 | 『知的所有権の人類学:現代インドの生物資源をめぐる科学と在来知』(世界思想社教学社、2019年) | 著書 |
第48回(2021) | 沢辺満智子 | 『養蚕と蚕神:近代産業に息づく民俗的想像力』(慶應義塾大学出版会、2020年) | 著書 |
第49回(2022) | 下條 尚志 | 『国家の「余白」―メコンデルタ 生き残りの社会史―』(京都大学学術出版会、2021年) | 著書 |
第50回(2023) | 深川 宏樹 | 『社会的身体の民族誌―ニューギニア高地における人格論と社会性の人類学―』(風響社、2021年) | 著書 |